墓じまいは誰がする?

墓じまいは親が決めるべきか子どもが決めるべきか

墓じまい、つまりお墓を整理・撤去することは、家族の歴史や思い出、宗教的な価値観にも関わるから、誰が決めるべきかは一概には言えません。

一般的には、今お墓を管理している人、つまり多くの場合は親世代が主導して決めることが多いようです。

なぜなら、彼らがそのお墓を建てた本人だったり、長年守ってきた責任を感じていたりするからです。

でも、実際にこれから先、お墓を守っていくのは子ども世代になることが多いから、子どもたちの意見もとても大事です。

理想的には、親と子どもが一緒に話し合って、お互いの気持ちや将来のことを考えながら決めるのがいいと思います。

たとえば、「遠方に住んでいてお墓参りが難しい」とか、「後継者がいない」といった現実的な事情もあるし、「ご先祖様を大切にしたい」という気持ちもありますし、それらを丁寧にすり合わせることが大切になってきます。

当センターとしては、家族の絆や思い出を大切にしながら、無理のない形で未来に繋げていくことが一番だと思います。

ところで、墓じまいには複雑な手続きとかなりの費用が掛かります

墓じまいは、ただお墓を片付けるだけじゃなくて、いろんな手続きや費用が関わってくるから、思っている以上に大変な作業が必要です。

 

一般的な流れは次のようになることが多いようです。

 

親族との相談:まずは親族としっかり話し合って、全員の理解と同意を得ることが大切になります。

1. 改葬許可申請:お墓を撤去して遺骨を別の場所に移す場合、「改葬許可証」が必要。これは現在のお墓がある市区町村の役所で手続きをします。

2. お寺や霊園との調整:お墓が寺院墓地にある場合は、住職さんとの話し合いも必要。離檀料(お寺との関係を解消するための費用)が発生することもあります。

3. 墓石の撤去・整地:石材店に依頼して墓石を撤去し、土地を元の状態に戻す必要がある。これにも費用がかかる。

4. 新しい供養先の確保:遺骨を移す先として、納骨堂や永代供養墓、樹木葬などを選ぶ場合、それぞれに費用が発生します。

費用の目安としては、数十万円から百万円以上になることもありますし、特に離檀料や墓石の撤去費用が高額になることがあるから、事前に見積もりを取っておくのが大事です。

でも、長期的に見れば、遠方のお墓を維持管理する手間や費用を考えると、墓じまいが現実的な選択になることもあります。

親がその費用と親族の了解を生前にしておく方がいい

親が元気なうちに墓じまいの準備を進めておくのは、子どもたちにとっても大きな助けになるし、トラブルの種を減らすことにもつながります。

特に大事なポイントはこの3つ

1. 費用の準備:親自身が費用を用意しておけば、子どもたちに経済的な負担をかけずに済む。生前整理の一環として、墓じまいのための積立をしておく人もいます。

2. 親族との話し合い:親が中心になって親族に説明し、理解を得ておくことで、後々のトラブルを防げる。親の言葉にはやっぱり重みがありますね。

3. 意志の明確化:自分の死後、どうしてほしいかを明確にしておくこと。遺言書やエンディングノートに書いておくと、子どもたちも迷わずに済むという意見もあります。

親が「自分のことは自分で決める」という姿勢を見せてくれるのは、すごくありがたいことだと思います。もちろん、子どもたちも一緒に考えて、気持ちを共有することが大切です。

ちなみに、こういう話ってなかなか切り出しにくいけど、どうやって話を始めるか悩んでいる方が多くいらっしゃいます。

多くの兄弟が核家族化で子供は実家を離れて、兄妹も違う県に住んでいたりとするので話合いをするのも大変だと思います。

そこが今の時代の大きな課題です。核家族化や地方から都市への移住が進んで、家族が離れて暮らすのが当たり前になってきた今、昔のように「みんなで集まって話し合う」っていうのが本当に難しくなっているからです。

だからこそ、親が主導して早めに動くことがますます大切になってくるんだと思います。そこで、・・・。

エンディングノートや手紙に自分の考えを書いておく  → 直接話せなくても、気持ちや希望を伝える手段になります。

オンラインでの話し合いを活用する  → ZoomやLINE通話など、今は遠くにいても顔を見て話せる手段があるから、時間を合わせて一度だけでも話す機会を作るの方法もあります。

代表者を決める  → 兄妹の中で一人が中心になって、他の家族と連絡を取り合う形にすると、話が進みやすくなることもあります。

それに、話し合いって一度で全部決めなくてもいいとおもいます。少しずつ、でも確実に共有していくことが大事。親が「自分の思いを伝える」ことから始めれば、子どもたちも「じゃあ自分たちはどう関わるか」を考えやすくなります。

ところで、こういう話って、家族の誰かが最初に声を上げないと進まないことが多いけど…もしかして、あなたがその「最初の一歩」を考えいますか?

そのエンディングノートの書き方も親が自分の思いを書くにしても具体性がないと思います。そこで、書き方の注意点としては次のような点が上げられます。

エンディングノートは「書いておけば安心」と思われがちだけど、実は中身の具体性がとっても大事。ぼんやりした内容だと、残された家族が「結局どうしたらいいのか?」と迷ってしまうこともあるからです。

だから、親が次のようなポイントを意識するといいでしょう。

 

エンディングノートを書くときの注意点

1.「希望」ではなく「決断」を書く → たとえば「できれば墓じまいしてもいいと思う」よりも、「墓じまいを希望し、○○霊園の永代供養墓に移す手続きを進めてほしい」と書くと、家族も動きやすい。

2. 具体的な場所・人・費用を書く → 例:「○○市の△△石材店に相談済み」「費用は○○万円を○○銀行の口座に用意してある」など、実務的な情報があると安心。

3. 関係者の連絡先を明記する → お寺の住職さん、石材店、親族の中でキーパーソンになる人などの連絡先を書いておくと、いざというときにスムーズ。

4. 家族へのメッセージも忘れずに → 実務だけでなく、「なぜそうしたいのか」という気持ちも添えると、家族の納得感が全然違うよ。たとえば「遠くに住むあなたたちに負担をかけたくないから」など。

エンディングノートは法的効力はないけど、家族の道しるべになるもの。だからこそ、思いと一緒に、できるだけ具体的な情報を残すことが大切になります。

実際に書くときのテンプレートや例文も紹介します。

墓じまいに関する部分をエンディングノートに書くときの具体的な書き方の例を紹介すると、以下のような構成にして読み手にも伝わりやすく、実際の行動にも移しやすい書き方をしましょう。

エンディングノートにおける「墓じまい」の記載例

■ 墓じまいについての希望

私○○(氏名)は、現在○○市○○町の○○霊園にある先祖代々の墓を墓じまいし、遺骨を○○(例:○○市の△△寺の永代供養墓)に移すことを希望します。

■ 墓じまいを希望する理由

・子どもたちが遠方に住んでおり、今後お墓の維持管理が難しくなると考えたため。 ・自分の死後、家族に負担をかけたくないため。 ・永代供養墓であれば、管理の心配がなく安心できると考えたため。

■ すでに行った準備・相談内容

・○○石材店(電話番号:000-0000-0000)に墓石撤去の相談済み。 ・○○寺(住職:□□さん、電話番号:000-0000-0000)に永代供養の予約済み。 ・改葬許可申請については、○○市役所(市民課)にて手続きが必要。 ・離檀料として○○万円を○○銀行の口座に準備済み(口座番号:××××)。

■ 家族へのメッセージ

この決断は、みんなに負担をかけたくないという思いからです。 ご先祖様への感謝の気持ちは変わりません。どうか、私の思いを尊重して、手続きを進めてください。

このように、「何を」「なぜ」「どうやって」「誰に」を明確にしておくと、家族も迷わずに動けます。

 

離壇料を銀行に用意すると相続問題になるから遺言を書かないといけません。

その書き方は・・・

離檀料や墓じまいの費用を銀行口座に残しておくだけでは、相続の対象になってしまって、希望通りに使ってもらえない可能性があります。

そこで、遺言書で明確に「このお金は墓じまいに使ってほしい」と指定することがとても大切になります。そこで、法的効力のある「自筆証書遺言」の書き方を紹介します。

自筆証書遺言における墓じまい費用の記載例

【遺言書】

私は、次のとおり遺言します。

一、私名義の○○銀行○○支店の普通預金口座(口座番号:1234567)にある預金のうち、金○○万円を、長男○○(昭和○年○月○日生)に相続させ、 この金銭は、私の死後に行う墓じまい(墓石撤去・改葬・永代供養等)の費用に充てることを希望します。

一、上記以外の財産については、法定相続分に従って相続させます。

令和○年○月○日 福岡県○○市○○町○丁目○番地 遺言者 ○○○○(署名) 印(実印)

書くときの注意点

• 全文を自筆で書くこと(パソコンや代筆はNG)

• 日付と署名、押印を忘れずに!

• 封筒に入れて封をし、「遺言書」と明記しておくと安心

• 法務局で保管制度を利用するのもおすすめ(2020年からスタート)

このように書いておけば、相続人が遺言に従って費用を使いやすくなるし、親の意思もきちんと形に残せます。

もし、もっと複雑な財産分与や親族間の調整が必要な場合は、公正証書遺言を検討するのもアリ。公証役場で作成してもらえるし、法的にもより確実になります。

今度は公正証書遺言について詳しく案内します。これは、親が「確実に自分の意思を残したい」と思ったときに、とても頼りになる方法です。

公正証書遺言とは?

公証役場で公証人が作成してくれる法的に強い遺言書のこと。 自筆証書遺言と違って、形式の不備で無効になる心配がなく、家庭裁判所の検認も不要。つまり、すぐに効力を発揮できます。

公正証書遺言の作成手順

1. 遺言内容を考える  → たとえば「墓じまい費用として○○万円を長男に相続させる」など、具体的に。

2. 必要書類を準備  - 本人の戸籍謄本・印鑑証明書  - 財産の内容がわかる資料(通帳コピー、不動産登記簿など)  - 相続人の戸籍謄本・住所がわかるもの  - 実印

3. 証人2名を用意  → 親族以外で、成年であればOK(公証役場で紹介してもらうこともできる)

4. 公証役場で作成・署名・押印  → 公証人が内容を読み上げ、本人と証人が確認して署名・押印。

5. 正本・謄本・原本の保管  → 原本は公証役場に保管され、正本と謄本が本人に渡される。

費用の目安

• 財産の額によって異なるけど、数万円〜十数万円程度

• 証人を依頼する場合は、別途謝礼(1人5,000〜10,000円程度)が必要なことも

墓じまいに関する記載例(公正証書遺言)

私は、○○銀行○○支店の普通預金口座(口座番号:1234567)にある預金のうち、金○○万円を長男○○に相続させる。 この金銭は、私の死後に行う墓じまい(墓石撤去、改葬、永代供養等)の費用に充てることを希望する。

この方法なら、親の意思がしっかりと法的に守られるし、子どもたちも安心して行動に移せることになります。

もし、実際に公証役場に相談したい場合は、「○○市 公証役場」で検索すると、最寄りの場所が見つかります。

ところで、福岡県の離壇料の相場について

福岡県に限らず、離檀料(りだんりょう)の相場って、実はかなり幅があります。というのも、これは法律で決まっているものではなく、お寺との関係性や地域性、檀家としての年数などによって変わるからです。

福岡県における離壇料の相場(目安)

• 10万円〜50万円程度が一般的な範囲

• 長年お世話になっていた場合や、特別な事情がある場合は100万円以上になることも

離壇料の金額が変わる要因

1. お寺との関係性  → 長年の付き合いがあると「感謝の気持ち」として高めになることも。

2. お寺の規模や地域性  → 都市部や有名寺院では高めになる傾向があるけど、福岡県内では比較的20〜30万円前後が多い。

3. お墓の規模や管理状況  → 墓地の広さや、過去の管理費の未納があると、追加で請求されることも。

離壇料の相談アドバイス

• まずは丁寧に相談を:いきなり「いくらですか?」と聞くより、「こういう事情で墓じまいを考えていて…」と、誠意をもって話すのが大事。

• 見積書をもらう:石材店やお寺に、撤去費用や離壇料の見積もりを出してもらうと安心。

• トラブルを避けるために書面で残す:口約束だけでなく、合意内容は書面にしておくと後々の安心につながります。

 

ご相談お申込みフォーム

以下のフォームに必要事項をご記入の上、「送信する」ボタンをクリックしてください。

必須

(例:山田太郎)

必須

(例:やまだたろう)

必須

(例:03-0000-0000)

必須

(例:example@example.com)

必須

(例:4月1日 10:00〜12:00、午後 など)

必須

(例:4月1日 10:00〜12:00、午後 など)

必須

(例:4月1日 10:00〜12:00、午後 など)

任意

(例:福岡市中央区)

必須

テキストを入力してください

※次の画面が出るまで、4〜5秒かかりますので、
続けて2回押さないようにお願いいたします。

入力がうまくいかない場合は、上記内容をご確認のうえ、メールにてご連絡ください。

送信先アドレス:example@example.com

お電話でのお問合せ・相談予約

092-921-9480

<受付時間>
9:00~18:00
※月曜日は除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ・相談予約

092-921-9480

<受付時間>
9:00~18:00
※月曜日は除く

フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。

新着情報・お知らせ

2023/12/12
ホームページを公開しました
2023/12/11
「サービスのご案内」ページを更新しました
2023/12/08
「事務所概要」ページを作成しました

みずた行政書士事務所

住所

〒818-0056 福岡県筑紫野市二日市北2-3-3-205

アクセス

西鉄二日市駅から徒歩3分 駐車場:あり

受付時間

9:00~18:00

定休日

月曜日