「遺言の書き直しは有りか？」と
思ってませんか…

「遺言の書き直しは有りか？」と思ってませんか…

一方で、遺言書はとにかく早く書いたほうがいい「納得の理由」

思いたっても書くとなると、これがハードルが高いのが「遺言書」。しかし、「遺言のを書くのは早めに取り組んだほうがいい」その理由をお知らせします。

また、聞きなれない遺言書には「付言事項」（読み：ふげんじこう）を上手に活用することもお勧めしています。

遺言書の書き換えは何度でも可能ですか?

相続相談福岡センター：「遺言書を一度書いたら二度と内容を変更することはできない」と思っている人は少なくないのですが、実は遺言書とは何度書き直してもかまいません。

それは、複数の遺言書がでてきた場合には、日付の新しい遺言書が優先されるからです。

中には、毎年、大晦日に遺言書を見直す方もいらっしゃるのです。気楽に考えて、遺言書を書けば気持ちのハードルも下がるのではないでしょうか。 

相続相談福岡センター：

早い段階（50代の若いときでも）からでも、まずは一度遺言書を書いてみることをおすすめします。 しかし、中には、遺書と勘違いしている人もいらっしゃいますが、遺言書は自分の気持ちを伝えることが目的で相続人に対するご自分の希望を書くものです。

なお、遺言書は、自分の所有している財産や債務をどう相続人ごとに相続させるか指示する書面にすぎません。

相続相談福岡センター：

遺言書が書けない方の中には、「自分の気持ちがうまく整理できていないから」という人がいますが、それは大きな思い違いです。

まずは、自分の気持ちから離れて、財産・債務をどう家族に相続させるかという意識の方に向けば、遺言を書く決断も難しくないでしょう。

もちろん、付言事項としてご自分の気持ちを盛り込むこともできますが、遺言書の内容は財産・債務に限定して考えてみてください。

相談福岡センター:

相続対策として遺言書を書く場合は、「付言事項」を上手に使うことをお勧めしています。

付言事項とは

➁付言事項は、遺言を書いた理由や家族への感謝や希望などのご自分の気持ちを伝えるお手紙です。

付言事項は、一言で申し上げると財産の分割方法などのように、法的な効力を持つものではありません。

ところが、家族間の相続トラブル防止の働きをしてくれるのです。 甲さんが遺言の中で付言事項として「長男は会社と従業員を守ってほしいので、資金繰りの資金として預貯金を多めに残すので他の相続人は理解してほしい」と書きました。

長男と兄弟は、父親の自分で立ち上げた会社に対する深い愛情を感じ、円満な相続をすることができました。

また甲さんは、長男と兄弟の配偶者に対しても感謝の気持ちを残しました。

相続相談福岡センター：

すばらしいですね。相続では、相続人の配偶者がいろいろと意見を述べて揉めてしまうことが多いのです。

でも、付言事項で家族の妻にまで感謝の気持ちの配慮を記されていると、揉めごとの火種は自然と少なくなります。

相続相談福岡センター

付言事項の内容は何を書いても自由ですし、形式も決められていません。日常の中の生活で、相続人に感謝の気持ちを表す機会はなかなかないものです。

正面から感謝の意を話すのは照れくさく言いだせませんよね。その意味でも付言事項を活用して、最後のメッセージとして伝えることはおすすめですね。

ちょっとした工夫で、円満な相続が実現させることができます。