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相続トラブルになるパターン
「同居の子がいる」
「子の一部に贈与している」
「“争続”になり家族が分裂するケースにはパターンがあります。
争族には100人100色のトラブルが起きます。相続トラブルのパターン化は難しいですが、生前の親と子のコミュニケーションをキチンとしている家庭にはラブルが比較的少ないような気がします。
「もめやすいパターン」を押させて、親と子が話して相続問題の共有を図ることで、相続争いは軽減できると思います。
そこで、相続トラブルのパターンをご紹介します。
相続トラブルのパターン
相続トラブルのパターンをご紹介します。
まず一番多いパターンは、長男と親が同居しているなど、兄弟姉妹の間に親と子の親密度に温度差がある。
妻を亡くした高齢の父が長男家族と同居し、次男は他県で暮らしている場合です。相続の時に、父親の預金通帳を見た次男は、「親父が高齢で使うこともない預金が、なぜ減るのか?」と必ず不審感をつのらせ長男とバトルを始めます。
長男は、「父親の介護費用だ」と主張して、他県で暮らしていた次男は、「預金の使い道を知りたい」と主張します。介護をしてきた長男と介護に関わらなかった二男との生活の違いは、長男を疑いの目で見始めることから、争族になることになります。次男の主張する長男の使い込みがあることもあれば、次男の思い込みで勘違いしていることもあるかも知れません。しかし、必ずお互いは争いになるのです。
防ぐ方法は、介護を始める前の段階で双方が話し合うことです。
次男の疑いが生じないようにするために、同居している長男は、介護状況を、費用だけでなく介護の内容までノートに記録して「見える化」することです。預金の引き出しは、通帳とノートにそのつど書き込み、記録しましょう。また、介護費用は領収書をノートに貼りつけて整理しておきましょう。
預金額を子どもに聞かれると、親はもあまりいい気はしないものです。親の財産管理は、元気な内から専門家を入れて検討しておくべきです。特に、親が元気なうちに、認知症などになったときの対策を子ども全員で話し合っておくべきです。
実際の介護の負担は、同居している長男家族のほうが重いことを次男は他県などにいる場合はほぼ分かりません。そこで、介護している長男側はそもそも公平な遺産分割は「不公平」と考えるのが自然な気持ちかもしれません。そこで、親側から、長男夫婦に生前贈与などをすることを思い立つかもしれませんが、後で必ずわかる生前贈与は慎重に考えないといけません。「生前贈与」は、だから親の元気なうちに実行しなければいけませんし、慎重に考える必要があります。
相続を争族にしない生前手続き
生前にやるべきこと
1. 財産の棚卸し
預貯金(金融機関ごと) 不動産と債務の確認
2. 相続人の確認
離婚などがある場合の相続人
3. 相続税対策
生前贈与や不動産などの売却
4. 遺言書の作成
遺産分割協議の話合いは争族の元
親の贈与の注意するポイント
1. 孫の学費を贈与する(兄弟姉妹間のバランスをとる)
2. マイホームの購入資金援助(見える化)
3. 金額のバランス
4. 生前贈与は、トラブル必須と心得よ
「公平な贈与は難しい。孫の贈与は、兄弟姉妹間でバランスをとること
生前贈与は後から発覚します。必ずこじれますから、親が元気なうちに全員の前で子供に話すことが重要。最後は、遺言書を作成して書面化しておくべきです。
しかし、遺言書でも家族関係のトラブルを100%さけることはできません。元々兄弟姉妹が仲の悪い場合は、トラブルを避けることは難しいのですが、遺言書があれば相続手続きは粛々と進められますから、最悪の事態に備えることはできるということになります。
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