相続相談福岡センター:〒818-0056 福岡県筑紫野市二日市北2-3-3-205
相続後の親族関係はどう変わる?「疎遠になった」は約6割
相続の話し合いや手続き中の雰囲気は、「おおむね円満だったが、緊張する場面もあった」28.7%が最も多く、「協力的で、落ち着いて進められた」27.0%が続きました。
一方で、「意見の食い違いがあり、気まずい場面が多かった」22.0%、「もめごとが多く、関係が悪化していた」15.7%、「連絡を最小限にしないと進まない状態だった」6.7%も見られます。
「落ち着いて進められた」層もいる一方で、相続中に気まずさや対立を感じた人が一定数いることがわかります。
相続のやり取りの中で、相続後の関係にも影響したと感じるものは、「言い方・態度(心ない一言等)で感情が引っかかったこと」18.0%が最多でした。
続いて「感謝・ねぎらい・謝罪など、関係を整える言葉があった/なかったこと」16.0%、「必要な時間を持てず、十分に話せないまま結論になったこと」14.7%、「情報の出し方(財産・負債等)に偏りや不透明さを感じたこと」14.3%が上位です。
何を決めたかだけでなく、どうやり取りしたかが、その後の気持ちに残りやすいことがうかがえます。
相続後に、親族関係を良い方向に整えるために実際にしたことは、「特に何もしていない/できなかった」28.3%が最多でした。
次いで、「いったん距離を置き、線引きを決めた」13.3%、「連絡の頻度・手段を意識して整えた」11.7%、「定期的に状況共有する場を作った(家族会議等)」11.3%、「役割分担(誰が何をするか)を決めた/見直した」11.0%が続きました。
相続が終わったあと、「何かしたほうがいい」と思っても、気持ちの整理やきっかけ作りが難しく、そのままになってしまう人も少なくないようです。
振り返って「こうしておけば、もう少し関係を保てたかもしれない」と思うことは、「距離感を保つ線引きを決める」23.3%が最多でした。
次いで、「相続後に続く負担(実家・墓・費用等)まで含めて方針を決める」19.0%、「相続中に情報を見える化し、同じ前提で話す」15.7%、「相続中に「決め方(合意の取り方)」を丁寧に整える」14.0%が続きます。
また、「早い段階で専門家(弁護士・行政書士など)に相談する」も12.3%となり、当事者だけで抱え込まないことが助けになると感じた人も一定数いました。
まとめ
相続後に親族関係の変化を感じた人のうち、「疎遠になった」と答えた人が60.7%でした。相続後まで気持ちに残りやすい出来事として「言い方・態度」や「感謝・謝罪などの言葉」の影響もうかがえます。
親族関係を保つためには、相続中に「情報を同じ前提で共有する」「役割分担を決めて負担を偏らせない」「決め方を先に確認する」などを意識するとよいかもしれません。整理が難しい場合は、早めに第三者の専門家に相談することも選択肢になります。
相続後の関係をよくするためのポイント
1. 感謝と労いを言葉にする
相続の手続きは誰かが中心になって動くことが多いです。
「手続きしてくれてありがとう」「大変だったね」など、たった一言でも空気が柔らかくなります。
2. お金の話を“事務的に”扱う
相続はどうしても感情が入りやすいですが、
・書面で確認する
・事実ベースで話す
・感情的な言い回しを避ける
といった工夫で、後々の誤解を防げます。
3. 亡くなった人の思い出を共有する時間をつくる
相続の話だけだと関係が「利害」になりがちです。
思い出話をすることで、「家族としてのつながり」を再確認できます。
4. 連絡を絶やさない
相続が終わると連絡が途絶えるケースも多いです。
・季節の挨拶
・ちょっとした近況報告
・年に一度の食事会
こうした“軽い接点”が関係を保つうえでとても効きます。
5. 不満や誤解は早めに解消する
「なんとなくモヤモヤする」を放置すると、後で大きなわだかまりになります。
気になることがあれば、落ち着いたタイミングで丁寧に話すのがベストです。
6. 第三者をうまく使う
もし感情がぶつかりそうなら、
・相続相談福岡センター
・相続サポート専門の行政書士
・争いをさける弁護士
などの専門家に“クッション役”になってもらうと、関係を壊さずに済みます。
そして一番大事なのは…
「相続は一時のこと、親族関係は一生のこと」
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